おめでとうございます。
本当はグラウンドの上か、ベンチ裏で本人に直接、伝えたいのですが
今はコロナ禍で取材でグラウンドレベルに降りられません。
仕方がないので、ここから、おめでとうございます。
04年ドラフト逆指名1位で阪神に入団。
僕は能見投手の1年目にあたる05年は担当記者として何度も取材をさせてもらいました。
真剣な野球の話からとりとめもない世間話
ネタを少しでも拾おうとして雑談からの長話
たくさんの談話を残してくれました。
あれからもう16年目の年月が経過し
能見投手ははタテジマを脱いでバファローズのユニフォームに
僕はというと、みなさん興味はないでしょうが、デイリースポーツを退社してフリーのスポーツライターになっているという現実。未来は誰にも読めません。
僕は能見投手には感謝しています。
本人は気にも留めていないとは思うのですが。
会社の看板を背負って仕事をしていると
すっかり忘れてしまうことがあります。
新人時代、「デイリースポーツ巨人担当になりました楊枝秀基です」と
たくさんの名刺を配っては、選手や関係者、マスコミの先輩の方々に挨拶して回ったものです。
まあ、そんなのは当たり前なのですが。
ただ、失ってから大きさに気づくのですが
今はただの「楊枝秀基と申します」になったわけです。
デイリーって虎新聞?大したことないやんなどという人もいますが
関西では5紙、関東で発行される6紙しかない朝刊スポーツ紙の一つなんです。
腐ってもマスコミ。
大手メディアの一つです。
この看板なしで仕事を進めることは想像していたより大変でした。
取材の現場に出ても、対会社としてはもちろん見てもらえない。
それは当然です。
立場が変われば、態度を変えてくる人も少なからず存在します。
ないこと、ないこと、吹聴する人も存在します。
目も合わせない、挨拶すらしない人もいます。
最初は気になりました。
でも、そんなことを気にしていても仕方ないですよね。
自分は何のためにこの仕事をしているのか。
自分の道を行こうと決めて組織を抜けたのですから。
大きい意味で野球選手というのは個人です。
球団という組織に所属はしていますが
個人事業主です。
仕事依頼があって初めて働き場を得ることができます。
いい時はいいんですが、苦境に立たされると立場が弱くなることもあります。
阪神から退団すると決めた時の能見投手の気持ちはどんなだったでしょうか?
大人なので仕方のないことと受け止めながらもいろんなことを考えたと思います。
コロナが明けたら、そんなこともじっくり聞いてみたいなと思います。
ちなみに能見選手は
僕が会社にいようが、フリーになろうが
全く変わらず取材に応じてくれる人です。
なので感謝しています。
現在、会社に書けと言われたことを書く仕事をしていません。
東スポさんに書かせていただいている不定期コラムは
自ら題材を選び、デスクと相談して執筆さえていただいています。
なので、選びたくない題材を選ぶはずがありません。
少し前ですが
東スポに能見投手のコラムを書かせていただきました。
よろしかったらこちらから、お読みください。
リンクを貼り付けておきます。
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あと最近、4月半ばから YouTubeチャンネルを始めました。
よかったらみてください。
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